「あれ？もう春やったかな」近畿でポカポカ陽気、3月上旬並みの気温 花粉の飛散に注意 去年の4倍に
21日の近畿地方は、朝は冷え込みましたが、日中は春を思わせる陽気となり、各地で3月上旬並みの暖かさとなりました。
まだ1月、冬真っ盛り！
なのに……。
フランス人
「太陽が気持ちいい。川の音と太陽の光が最高。季節をひとつひとつ楽しむことが大事だと思う」
21日の大阪は、上着なしでも過ごせるほど。
大阪市内の日中の最高気温は、13.1℃と3月上旬並みの季節はずれの暖かさとなりました。
「大阪は天候がよろしゅうございます」
「あったかいと思います。毎日公園に行くんですけど、きょうは私も楽しく遊べてます。あれ？もう春やったかなっていうぐらい」
21日は、近畿各地で“ポカポカ陽気”となり、和歌山県新宮市では14.9℃まで上昇。こちらも3月上旬並みの陽気となりました。
1月とは思えない暖かさが続く中、今後、気を付けないといけないのが……。
花粉！！
実は、東京都内ではすでにスギ花粉の飛散を確認。（1月8日）
では、関西はいつから飛び始めるのでしょうか？
そして、ちょっと残念なお知らせが……今年、関西の花粉は、とても多いそうで、2024年のなんと約4倍！
蓬莱さ～ん、いったいどうなっているんですかー？？
◇◇◇
（蓬莱 大介 気象予報士）
今年の予想なんですが。こちら。
黄色い表示が平年並みくらいのところなんです。
オレンジ色からが平年よりも多くて、近畿、赤いです。
これ赤いのは平年と比べてどれくらい多いかというと、京都、大阪、兵庫県、奈良県、平年に比べて2倍以上多い。
滋賀県、和歌山県は平年と比べておよそ1.6倍、今年は多く飛びそうだと。
本格的なピークは2月の下旬くらい。バレンタイン過ぎたぐらいから本格的なピークが来ると。京阪神は前年と比べたらどれくらいかというと、4倍以上。
今年は特に去年の猛暑で暑い日が長かったじゃないですか。そして、晴れた日も長かった。さらに、そこそこの雨も降って、杉花粉の雄花、花粉を飛ばす雄花の数を見ると、もう明らかに多いんですよ。だから今年はもう多いというのと、去年の天気が関係している。
多い年、少ない年っていうのを花粉は繰り返すんです。今年が多い年に当たるので、ダブルパンチで、今年は要注意です。
天気予報で、こういうワードは要注意というのを用意しておきました。こちら。
「春一番」というキーワードが出たら、気温もぐんと上がって風も強いので、特に要注意。
あと、晴れて気温が上がる日も要注意ですね。たくさん飛びます。
あと気温が高めで風の強まる日も、山の方から市街地にたくさん飛んできます。
雨上がりの翌日で気温が高い日も要注意です。雨上がりの翌日、寒くなったらまだそんな飛ばないですよ。
でも雨上がりの翌日で気温が高くなると、1回落ちた花粉が舞い上がってたくさん飛ぶので、ちょっとこまめに天気予報を見ていただければと思います。
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