【５歳児遺体遺棄事件】保育園 市に保護求めていた 埼玉・本庄市
埼玉県本庄市で5歳の長男の遺体を埋めたとして母親と同居人の男女が逮捕された事件で、長男の通う保育園が、市に対し長男を保護するよう求めていたことがわかりました。
本庄市の柿本知香容疑者と、同居人の丹羽洋樹容疑者、内縁の妻の石井陽子容疑者は、1月中旬ごろ、柿本容疑者の5歳の長男、歩夢くんの遺体を自宅の床下に遺棄した疑いがもたれています。
柿本容疑者と歩夢くんは去年1月ごろ、丹羽容疑者と石井容疑者の住む家に同居を始めたとみられています。
市は会見で「歩夢くんの通う保育園から聞き取った結果、母子の関係は良好」としていましたが、保育園は取材に対し「まったく良好ではない」と否定しました。
そのうえで「家庭内で心の問題があるかもしれない」と市に伝え、「知らない人の家にいるのは問題なので保護してください」などと求めていたと明らかにしました。
去年9月には飲食店から市に対し虐待を疑う通報がありましたが、市は柿本容疑者と面談したうえで虐待の兆候はないと判断し、歩夢くんが保育園に変わりなく通い柿本容疑者が拒否したことから家庭を訪問していなかったということです。
（2022年3月9日放送）
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