日本人女性がキエフから“決死の脱出”60時間以上かけスロバキアへ(2022年3月9日)

日本人女性がキエフから“決死の脱出”60時間以上かけスロバキアへ(2022年3月9日)

日本人女性がキエフから“決死の脱出”60時間以上かけスロバキアへ(2022年3月9日)

 ロシア軍が迫るキエフから日本人女性が先週、決死の脱出を試みていたことが分かりました。

 ウクライナのキエフから避難してきた車列がスロバキアに到着。その中に1人の日本人がいました。

 20年以上キエフで暮らしていた女性がスロバキア大使館による脱出計画を聞かされたのは今月2日の朝のこと。車列が出発するわずか15分前でした。

 キエフから脱出した日本人女性(50代):「イギリス人の友人のジャーナリストから連絡を頂きまして、今来なければ出発してしまうからとにかく大使館に来るようにと。キエフの市内はまだ攻撃、センターは攻撃されていませんでしたが、やはり連日、爆発音と防空壕(ごう)に入るようにサイレンが鳴っていましたから常に」

 女性は体調が悪いフランス人の夫と共に断腸の思いで着の身着のまま自家用車で出発。スロバキアの大使はこのほか、イギリス、ドイツ、アメリカ、アフガニスタンの人たちを連れて11台の車でキエフから脱出しました。

 キエフから脱出した日本人女性:「南のオデッサの方に行きますと、そこで襲撃された方もいらっしゃるということで、裏道を通って国境までまいりました」

 ロシア軍を避けながらモルドバに脱出。その後、ルーマニア、ハンガリーを経て60時間以上かけてスロバキアに到着した車列。

 国境近くで出迎えたのは脱出計画を案じたスロバキアのコルチョク外務大臣でした。

 スロバキア、コルチョク外務大臣:「長かったね」

 キエフから脱出した日本人女性:「とてもお上手です。ありがとうございます」「奇跡的にこのチャンスを頂きまして感謝の一言に尽きます。本当に模範になるような救出活動だと思います。ウクライナのことを思うと、自分の命を助けて頂いたとしてもやはり思いはキエフにウクイナに残っています」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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