猛毒のクラゲで海水浴場が遊泳禁止に 電気ショックのような強い痛み「死んでいる個体でも触らないで」
和歌山県内の2つの海水浴場で、猛毒を持つクラゲが見つかり、遊泳禁止となっています。
新宮市によりますと、「三輪崎海水浴場」で7月29日、猛毒を持つ「カツオノエボシ」が打ち上げられていると市民から連絡がありました。
職員が確認したところ、現地で1匹が見つかり、市は危険性を考慮し、7月30日から当面の間、遊泳禁止としたうえで、上空からドローンを使って調査するなどして、再開の時期を判断するとしています。
新宮市農林水産課 川村祐二水産課長
「今日は(カツオノエボシは)目視ではいませんね。例えば、死んでいる個体でも危険なので、絶対に触らないでいただきたい」
カツオノエボシは那智勝浦町の「ブルービーチ那智」でも7月28日に20匹ほどが見つかっていて、那智勝浦町も当面の間、海水浴場を遊泳禁止としています。けが人はいないということです。
カツオノエボシは浮袋の部分が全長5~10センチ程度で青白く、形が烏帽子(えぼし)に似ているのが特徴で、猛毒を持つ触手に刺されると、電気ショックを受けたような強い痛みが走るということです。
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