「全く自分に非がないと言いたいわけではない」プレサンス元社長国賠訴訟 担当検事が「不適切」認める

「全く自分に非がないと言いたいわけではない」プレサンス元社長国賠訴訟 担当検事が「不適切」認める

「全く自分に非がないと言いたいわけではない」プレサンス元社長国賠訴訟 担当検事が「不適切」認める

 取り調べで「あなたは大罪人」などと発言した検事が、法廷で「不適切だった」と認めました。

 不動産会社「プレサンスコーポレーション」の元社長、山岸忍さんが検察捜査の違法性を問う裁判。11日、法廷では山岸さんの元部下への取り調べを録画した映像が流されました。

 担当検事(取り調べの録画映像より)
「あなたはプレサンスの評判をおとしめた大罪人ですよ」
「会社の損害を賠償できます?10億、20億じゃ、すまないですよね」

 5年前、土地の売買をめぐる21億円の横領事件で山岸さんは逮捕・起訴されました。しかし、男性検事が山岸さんの元部下に対し、机をたたきながら執ように供述を迫るなど「強引な取り調べ」があったことがわかり、証言の信用性は否定され、山岸さんの無罪が確定しました。

 プレサンスコーポレーション元社長・山岸忍さん
「取り調べの録音・録画を見て、こんなことが起こっているのかと、ただただびっくりしました」

 その後、山岸さんが国に賠償を求める裁判を起こし、捜査を担当した4人の検事の証人尋問が決定。3日間予定されている尋問で適正な捜査だったか、改めて問われることになったのです。

 初日の11日、2人の検事が法廷に立ちました。山岸さんの元部下を取り調べた映像が流れた後、担当した男性検事が当時の心境を語りました。

 担当検事
「ウソや言い訳を重ねていると感じ、真摯(しんし)に取り調べに向き合ってほしいと思って、机をたたく行為や大声で厳しく問いただした」

 山岸さんの代理人弁護士から「反省の一言もないのか」との質問には―。

 担当検事
「聞かれていないので。使った言葉は不穏当で、全く自分に非がないと言いたいわけではない。同じことはまずしないと思います」

 山岸さん自身も語気を強めて問い詰めました。

 山岸さん
「元部下があなたの取り調べを怖いと思わなかったと思う?」

 担当検事
「山岸さんもよくご存じの通り、腹の据わった方と思うので」

 無罪判決に対し、感想を問われた検事は。

 担当検事
「非常に残念な判決と思った」

 次回は3日後の14日、主任検事ら2人が証言台に立つ予定です。

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