【異変】修学旅行シーズン到来！京都の宿もご満悦のはずが…仕入れ値高騰で「利益圧迫」契約は1年半前
GWが終わると修学旅行のシーズン。コロナ禍も明け日常が戻ったことで、受け入れるホテルや旅館側もご満悦と思いきや、“問題”も起きているといいます。
8日、多くの生徒たちでにぎわうJR京都駅。京都の観光業の関係者が集まり、修学旅行専用の新幹線で到着した千葉県や埼玉県の修学旅行生を出迎えるイベントが開かれました。待ちに待った修学旅行シーズンの到来です。
京都市産業観光局 西田 真也さん
「今後も引き続き京都を選んでいただきまして、学生の皆様には京都の奥深い魅力を知っていただいて、リピーターとなって、京都にお越しいただければいいなと思います」
京都市によりますと、コロナ禍の2020年に約16万人にまで落ち込んだ京都への修学旅行生の数は一昨年、コロナ前の2019年を上回る74万人となり、昨年も同じ水準の生徒が訪れたということです。
京都といえば…いつの時代も定番の場所として多くの修学旅行生が訪れていました。1983年、第二次ベビーブーム世代の少し前ですが、清水寺は修学旅行生でごった返す様子が。
修学旅行と言えば…夜眠れなくて見回りの先生に注意される、なんてこともありましたよね。
時は流れて、コロナ禍が明けた京都には、現在多くの外国人観光客の姿が。やっとのことで日常が戻り、受け入れ側はご満悦、かと思いきやーー。
旅館やホテルの関係者は、修学旅行の受け入れに対して、ある問題を抱えているというのです。
京都府旅館ホテル生活衛生同業組合 佐野 誠治さん
「食材やリネン関係も、すべて仕入れ料金が上がっている中で、宿泊・旅館業としては利益はかなり圧迫しながら、お迎えしていると」
物価高などで宿泊料金が年々上昇する中、修学旅行は1年半前に契約するということで、値上げした分の差額は旅館側が補填している実情があるというのです。
京都府旅館ホテル生活衛生同業組合 佐野 誠治さん
「私たちも子どもたちが喜んでお帰りいただけるように一生懸命やっている状況ですが、本音を申し上げますと、宿泊料金を少しでも上げていただきたいというのが、現状の我々、宿泊業の問題点であると思っています」
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