ウクライナへの防弾チョッキ提供に向け・・・防衛装備移転三原則の運用指針を改定へ
政府はウクライナへの防弾チョッキなどの提供にあたり、「防衛装備移転三原則」の運用指針を改定することを決めました。
政府は8日夜にも自衛隊が保有する防弾チョッキなどをウクライナの周辺国に向けて輸送する予定です。
これに先立ち、政府は8日午前、自民党の会合に防衛装備品の輸出のルールを定めた「防衛装備移転三原則」の運用指針の改定案を示しました。運用指針は海外輸出を認めるケースとして「日本の安全保障に資する」場合をあげていますが、ウクライナへの防弾チョッキなどの提供がこれにあてはまるのか明確ではありませんでした。
そこで政府はロシアのウクライナへの侵攻はアジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす行為であり、今回の物資提供は日本の安全保障の強化に資すると整理。そのうえで改定案に新たな規定を設け「国際法違反の侵略を受けているウクライナ」に対し、自衛隊法に基づき武器を除く装備品などを譲渡できるよう定めています。
政府は運用指針を改定したうえで、輸送を開始する予定です。
（08日13:13）
