検体を取り違え、誤って胃の一部切除 阪大病院が医療ミス「本人が望まれていない手術をしてしまった」
大阪大学医学部附属病院は誤って患者の胃の一部を切除する医療ミスが起きたと発表しました。
阪大病院によりますと、50代の男性患者は去年11月、胃の粘膜の下にある組織を採取して検査したところ、悪性腫瘍があるとして12月に胃の一部を切除しました。ところが、摘出した検体を確認したところ、悪性腫瘍を疑う所見は認められず、病院が詳しく調べたところ、検査の段階で別の女性患者の検体と取り違えていたことが判明したということです。
大阪大学医学部附属病院・竹原徹郎病院長
「本人が望まれていない手術をしてしまった。（男性は）いろんなところに影響があったと思うので非常に申し訳ないことをした」
男性はすでに快方に向かっていますが、阪大病院は男性に謝罪し、再発防止に取り組むとしています。
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