父親が手記「辛くて寂しい」神戸児童連続殺傷事件 当時10歳の山下彩花さんが殺害されてから27年
神戸の児童連続殺傷事件で、当時10歳の女の子が殺害されてから23日で27年がたち、父親が心境を明かしました。
1997年、神戸市須磨区で、当時10歳の山下彩花さんと当時11歳の土師淳くんが、14歳だった少年に殺害されました。
彩花さんの父・賢治さんは手記をつづり「彩花が旅立って27年目を迎えますが、 このことを考えると今でも胸が苦しくなります。辛くて寂しい」と、その心中を明かしました。
事件当時14歳だった少年は9年前に本を出版し、その後、謝罪の手紙は届かなくなりました。
彩花さんの父 山下賢治さん(75)
「被害者に対して、どういう気持ちなのか。残された被害者にどう償っていくのか。（Aは）自分の思いを伝えるしかない」
山下さんは、連絡が途絶えた加害者には、今後も償いの気持ちを求め続けるつもりだということです。
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