江戸時代から続く伝統の手法 丹後和紙作りが最盛期 京都・福知山市

江戸時代から続く伝統の手法 丹後和紙作りが最盛期 京都・福知山市

江戸時代から続く伝統の手法 丹後和紙作りが最盛期 京都・福知山市

 京都府福知山市では、この時期の冷え込みを利用した伝統の和紙作りが最盛期を迎えています。

 福知山市の田中製紙工業所では、江戸時代から変わらぬ手法で和紙作りを続けています。水に原料となるコウゾの繊維を混ぜ、簀桁(すげた)と呼ばれる木の枠を使って厚さが均一になるよう丁寧にすくいあげていきます。

 この工程は「寒すき」と呼ばれ、この時期は、水温が下がることで、水に含まれる雑菌が少なくなり、きめが細かく、良質な和紙に仕上がります。

 完成した丹後和紙は、書道の半紙などのほか、文化財の修復にも使われます。
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