地震で全壊した輪島塗の老舗店店主 復興の思い込め阪神・岡田監督に“ぐい飲み”寄贈「きっと元気に」
能登半島地震で甚大な被害を受けた輪島塗の老舗の店から阪神タイガース岡田監督のもとへ復興への思いが届けられました。
虎が描かれた輪島塗の「ぐいのみ」。石川県輪島市で江戸時代後半ごろから続く老舗・輪島塗漆器店の店主、大﨑 庄右エ門(おおさき・しょうえもん)さん(80)が作ったものです。
1月1日に起きた能登半島地震は大﨑さんの家も襲いました。国の登録有形文化財に指定されている工房とギャラリーを兼ねていた自宅は全壊しました。
大﨑漆器店 大﨑庄右エ門さん
「(発生当時は)そこの椅子に座っていた。グラグラとして土煙モウモウで、何が何だか訳がわからなかった」
家族は全員無事でしたが、心を込めて作った作品や先代から受け継いできた江戸時代や大正時代の器やお重などは建物の下に埋まってしまいました。その数は数千点にもなるといいます。
大﨑漆器店 大﨑庄右エ門さん
「涙が出るよな、こんなのを見てると本当に」
自宅の片づけを進める中で見つけたのが、この「ぐいのみ」でした。
大﨑漆器店 大﨑庄右エ門さん
「何だか知らないけど物心ついたときから阪神ファンでした。阪神が(去年)優勝してくれたから仲間内でお祝いしようと虎の絵を付けてタンスの上に置いてあった(ぐいのみ)が転がって下に落ちてました。全然傷もなく、きれいに残っていた」
奇跡的に無事だった漆器を被災した人たちを勇気づけるシンボルとして使えないかと思案を続け、岡田監督と共通の知人を通して寄贈を依頼。そして、キャンプ地の沖縄・宜野座まで届けられました。
阪神・岡田彰布 監督
「これを使うことを知った輪島市の人が少しでも元気になってくれるとうれしい」
大﨑漆器店 大﨑庄右エ門さん
「たまたま岡田監督から何回か携帯に電話かかってきたけど、電話が壊れていてせっかくのチャンスを逃して直接話をする機会はなかった、残念なことに。今年も岡田さん、たのんまっせ、“アレンパ”を頼みます、そんな気持ちです」
早ければ4月にも工房を再開したいと考えている大﨑さん。伝統の復興に向け、一歩ずつできることを始めています。
大﨑漆器店 大﨑庄右エ門さん
「あの無残な家が、こんなにきれいに復興できたのっていう、そんな風にきっとしますから、4~5年は待っててください。きっと輪島は元気になります。みんなでがんばって」
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