京アニ放火殺人あす判決「反省しているならあんな言葉でない」「悲しみ一層深く」被告の主張に遺族は…
36人が死亡した京都アニメーション放火殺人事件で、被告の男に25日、判決が言い渡されます。
裁判の中で身勝手な主張を繰り返した男に幾度も傷つけられた遺族。
判決を前にいま思うこととは。
石田奈央美さんの母
「毎日私らもご飯食べますやろ。仏さんもご飯あげなあかんからね」
事件で犠牲となった石田奈央美さん。奈央美さんの母は、毎朝欠かさず仏壇に手を合わせています。
奈央美さんの横に並ぶのは、裁判が始まる1か月前に亡くなった、奈央美さんの父です。
石田奈央美さんの母
「(夫は)なんで青葉がそういう事件を起こしたかって、その真相を知りたいとか言うてましたけどね」
夫婦のために買ったお墓に、2人の遺骨はまだ納められていません。
石田奈央美さんの母
「私らのために買ったんですねん。それでもう10年ほどになるかな。まさか娘が先に入ると思わへんやん」
事件から4年の月日を経て、去年9月に始まった裁判。青葉真司被告(45)は起訴内容を認め、自身の考えを話してきました。
青葉真司被告(吹き替え)
「こんなにたくさんの人が亡くなるとは思っておらず、やりすぎたと思っています」
犯行に至る経緯や動機が明らかにされた一方で、あまりにも配慮のない言動に遺族らが苦しんだ側面もありました。
青葉真司被告(吹き替え)
「被害者という立場だけを述べて、良心の呵責(かしゃく)はないんでしょうか」
遺族の男性(吹き替え)
「被告の態度に深く傷つけられながらも、黙って見守ってきました。私たちが黙っているからといって、何も思っていないと思わないでほしい」
遺族(女性・吹き替え)
「裁判に出席したことで、事件から続いている悲しみやむなしさが一層深くなっています」
体力面の不安などから、裁判には参加してこなかった石田奈央美さんの母。
テレビや新聞報道で裁判を見守ってきましたが、参加した遺族と同じく、裁判前とで心境が変わったと話します。
石田奈央美さんの母
「いろんなことを聞いたり読んだりしてるとね、腹が立ってきました。犯人のその姿が大体わかります、しゃべってはること。ほんまに反省してんやったら、あんな言葉がでえへんから」
「死刑になったからってむなしいけどね。本人帰ってこないんやから…」
裁判に参加したほとんどの遺族らが厳しい処罰を望む一方、複雑な心境を口にする人も。
匿名を条件に答えてくれたある遺族は「死刑にすることは、遺族らに青葉被告と同じ罪を負わせることになる」として、無期懲役の方が望ましいと話しました。
遺族らのさらなる苦しみと引き換えに明かされた、事件の全容と被告の心中。
どのような判決が言い渡されされようと、遺族らの苦しみが終わることはありません。
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