少なくとも30年前から不正 カイゲンファーマに大阪府が業務停止命令 医薬品成分の数値改ざんなどで
大阪の製薬メーカー「カイゲンファーマ」が製造した医薬品の成分の数値を改ざんしていたなどとして、大阪府は22日、業務停止命令を出しました。
大阪府によりますと、カイゲンファーマはバリウム検査で使われる医薬品で基準を満たしていない成分の数値を改ざんしていたほか、胃潰瘍の薬では国に届け出ていない成分を使っていました。また、内視鏡検査で使われる医薬品では定められた試験を行っていませんでした。
こうした不正は少なくとも30年前から続いていたということです。
現時点で健康被害は確認されていませんが、 大阪府はこの日、カイゲンファーマに対し39日間の業務停止命令を出しました。
カイゲンファーマは「信頼を裏切り、深くお詫び申し上げる。再発防止に向けて真摯に取り組む」とコメントしています。
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