都内タクシー運賃 申請相次ぎ値上げ検討へ
東京都内のタクシー会社から運賃の値上げの申請が相次ぎ、政府が値上げを検討する見通しになりました。
国土交通省によりますと、去年12月下旬から東京23区などを営業区域とするタクシー会社206社から相次いで運賃の値上げの申請がありました。区域内のタクシーの車両総数のうち申請した割合はおとといまでに74.4%に達したということです。
申請が7割を超えた場合は政府が値上げについて検討をすることになっていて、国交省をはじめとする政府内で検討を始める見通しとなりました。
今後、国交省が値上げの是非や値上げ幅などについて審査し決定すれば、早ければ今年10月にも運賃が値上げされることになり、東京23区などの都心では2007年以来の値上げとなります。背景にはキャッシュレス決済導入などの費用負担が増えた中、新型コロナで売り上げが減少したことに加え、最近の原油高で燃料が高騰したことがあるということです。
（04日16:17）
