３歳の孫に繰り返し暴行・死亡　祖母に懲役８年の実刑判決「夢遊病で自ら転倒した可能性がある」と主張

３歳の孫に繰り返し暴行・死亡　祖母に懲役８年の実刑判決「夢遊病で自ら転倒した可能性がある」と主張

　大阪府寝屋川市で3歳の孫に暴行を加え死亡させたとされる祖母に対し、大阪地裁は懲役8年の実刑判決を言い渡しました。

　傷害致死などの罪に問われている寺本由美被告（48）は、2021年7月、寝屋川市内の飲食店で当時3歳だった孫の豊岡琉聖翔（りせと）ちゃんの頭を殴ったほか、自宅で頭などに暴行を加えて死亡させたとされています。

　これまでの裁判で、寺本被告は「飲食店で一度たたいたが、それ以外は暴行をしていない」 と起訴内容を否認していました。検察が懲役9年を求刑した一方、弁護側は「琉聖翔ちゃんは夢遊病で自ら転倒した可能性がある」などと主張していました。

　13日の判決で、大阪地裁は「けがの程度から自ら転倒した可能性は低く、まだ3歳の子どもの頭部に致命傷を与えることは危険で悪質」として、寺本被告に懲役8年の実刑判決を言い渡しました。

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