「日常的な虐待の末の犯行」2歳女の子を監禁死 与えられた水はコップ1杯…男に懲役6年の実刑判決

「日常的な虐待の末の犯行」2歳女の子を監禁死 与えられた水はコップ1杯…男に懲役6年の実刑判決

「日常的な虐待の末の犯行」2歳女の子を監禁死 与えられた水はコップ1杯…男に懲役6年の実刑判決

 大阪府富田林市で2歳の女の子をベビーサークルに閉じ込め死亡させた罪に問われている男の裁判員裁判で、大阪地裁堺支部は懲役6年の実刑判決を言い渡しました。

 裁判長
「本件は、日常的な虐待の末の犯行である」

 判決の際、男は落ち着いた様子でまっすぐ前を見つめていました。

 桃田貴徳被告(52)は去年6月、大阪府富田林市で内縁関係にあった小野真由美被告(47)とともに、小野被告の孫で当時2歳の優陽(ゆうは)ちゃんをベビーサークルに監禁し、熱中症で死亡させた罪に問われています。

 優陽ちゃんは、日常的に木の板を張られたベビーサークルに入れられ、手足を縛られていたといいます。

 事件当日も2日間にわたり閉じ込められ、与えられていたのはコップの水1杯のみでした。

 この間、桃田被告と小野被告はユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行き、近くのホテルに連泊していました。

 裁判で桃田被告は―。

 桃田被告(11月24日の被告人質問)
「(日常的な監禁について)最初やりすぎだと思ったが、それ以外の方法を教えることも一緒に考えることもなかった」

 桃田被告(11月27日の被告人質問)
「私は養育に携わっていないし、部外者だ。血もつながっていない」

 反省の言葉を述べる一方、ベビーサークルの改造などの発案は小野被告で、「直前に内縁関係は解消され、監督責任はなかった」と無罪を主張。

 一方、検察は「犯行の役割や責任は小野被告と大差はない」として、懲役7年を求刑していました。

 双方の主張が真っ向から対立する中で迎えた13日の判決。

 裁判長
「(優陽ちゃんを)劣悪な環境に閉じ込めることが正当化されることはない」

 大阪地裁堺支部は「桃田被告は事件当時も、優陽ちゃんの保護責任者であった」と指摘。そのうえで「衰弱させ熱中症で死亡させる危険のある行為だった」として桃田被告に懲役6年の実刑判決を言い渡しました。

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