「収入源なくなる」“餅代”にも影響?自民党・派閥のパーティー自粛に“危機感”(2023年12月6日)
岸田総理は6日、自民党の幹部らと会談し、全ての派閥の政治資金パーティーを当面、自粛する方針を確認しました。
岸田総理:「パーティーの開催、これを自粛すること。さらには、年末年始の派閥の行事も自粛をする」
これまで、所属議員に“カネ”と“ポスト”をあてがうことで、権力を維持してきた自民党の各派閥。所属議員に、夏には「氷代」冬には「餅代」と呼ばれる資金を配るのが慣例となっていますが、その主な原資となっているのがパーティー収入です。党内からは「自民党全体の危機」との声も上がっています。
自民党関係者:「派閥の収入源がなくなる。その資金をどう補填するのか。政権へのダメージももちろん大きいけど、今回は自民党全体の危機だ」
ただ、自粛はあくまでも一時的な対応のようです。
自民党 茂木幹事長:「当面の間、自粛するということで。(Q.自粛は根本的解決になるか)自粛が根本的な解決だとは思っていません。二度とこういった問題が起こらない対策を取っていく。これが解決策」
根本的な解決策については、疑惑の全容を把握してからとしています。しかし、全容解明のカギとなる当事者たちは説明に及び腰です。
『安倍派』元事務総長 松野官房長官:「この場は、政府の立場としてお答えしているものと認識。(Q.一個人の議員として会見の場を設け、説明するべきではないか)お答えすることは差し控えさせていただきたい」
6日もゼロ回答でした。野党は…。
立憲民主党 安住国対委員長:「実態解明しないまま、ふたをするために自粛の話をしているのでは」
日本維新の会 藤田幹事長:「“とりあえずいったんやめましょう”とお茶を濁すんだったら意味がない」
国民民主党 玉木代表:「自民党政治、派閥政治の本質的な問題だと思う。徹底的な解明、うみを出すことを求めていきたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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