奈良女児誘拐・殺害事件「守ってやれなかった後悔は今も変わらない」事件から19年で父親が手記を公表

奈良女児誘拐・殺害事件「守ってやれなかった後悔は今も変わらない」事件から19年で父親が手記を公表

　奈良市で当時7歳の女の子が誘拐され、殺害された事件から19年となる17 日、父親は「守れなかった後悔は今も変わらない」と心境を綴った手記を公表しました。

　2004年、奈良市、当時小学1年生の有山楓（かえで）ちゃんが下校途中に誘拐され、殺害されました。事件から丸19年となるこの日、楓ちゃんが通っていた市立富雄北小学校では、児童らが黙とうを捧げ、命の大切さについて学びました。

　父親の茂樹さんは手記を公表し、楓ちゃんが最後に歩いた道を今年初めて訪れたと明かしました。

　また、「楓を守ってやれなかった後悔だけは今も変わることもなく、時間だけは過ぎていきます。このような思いを誰もしないためにも子どもたちが被害に遭わない社会を心から願います」と胸の内を綴っています。

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