迫る”ロシア軍車列”全長64km 首都キエフの様子は(2022年3月1日)

迫る”ロシア軍車列”全長64km 首都キエフの様子は(2022年3月1日)

迫る”ロシア軍車列”全長64km 首都キエフの様子は(2022年3月1日)

 初めての停戦協議でロシアとウクライナ両国は近日中に再び交渉を行うことで合意しました。しかし、ロシア軍は首都キエフの北方で部隊を増強させています。現地在住のパルホメンコ・ボグダンさん(35)の報告です。

 (Q.停戦交渉が始まったなかで、先月28日から今月1日にかけて何か街に変化は?)
 昼の間は静かでしたが、夜にかけて私の家の近く、200メートルぐらいの距離で大きな爆発の音が2つありました。その際に窓ガラスが少し、揺れるような現象も確認されてます。

 20、30分後ぐらいに十何発の銃声が150メートルぐらい隣の通りで起きてます。なので、町なかで交戦が行われているような感じです。多分、この数日のなかで一番、緊張した感じだと思います。

 私がいるエリアの近くまで来るのは今までなかったことです。

 直前で、この30分ぐらい空襲警報が1度鳴りましたが、幸い何もなく今は解除された状況です。

 (Q.停戦交渉が続いていても銃撃戦、爆撃が収まらないどころか、市街地に近付いて来ている?)
 私がいるのは東京でいう永田町のような政府の機関が集まってるエリアなので、できるだけそのエリアを早くロシア軍は制圧したい気持ちが強いです。

 なので、停戦交渉というのは世界的にみればその間止まるというのが通例だと思いますが、ロシアの場合は止まらずにやるというのは、我々は最初から分かっていたので、逆にゼレンスキーも停戦交渉に行く際は時間稼ぎ、つまりウクライナ軍が食事を取ったりちょっと仮眠を取ったりできるように時間稼ぎの意味と、世界が後でウクライナを非難しないために行っているという状況です。最初から止まるとは誰も考えてなかったです。

 (Q.外国のメディアによると、400人以上のロシアの傭兵が活動しているという報道もある。街のなかの様子は、それについて感じるところは?)
 土曜日、日曜日で徹底的に街中にいる傭兵や工作員でなどを排除して、一度はクリーンになりましたが、やはりそれでは足りない。キエフを崩すことができなかったので、さらにそこに送り込むというのがプーチン大統領の考え、戦略だと思います。

 ただ、どこまでその400人が事実なのかというのもロシアというのは本当に嘘をつく国なので、旧ソ連のプロパガンダをそのまま自分のものにした国ですし、KGB(旧ソ連国家保安委員会)出身のプーチン大統領のやり方ですから、どこまでそれが本当か分からないです。

 (Q.ライフラインや食事などは?)
 今のところ幸い水も電気も水道もガスもすべてて通っていて、インターネットが繋がっているのですごく助かってます。

 色んな人とコミュニケーション取ったり、連絡を取り合っている状況です。政府の人、キエフ市の人に感謝しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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