「1人の学生が」会見では強調も…日大アメフト部約20人 大麻吸引か 寮で薬物広がる？【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年10月18日)
日本大学アメリカンフットボール部員の大麻所持を巡る事件。部の独自調査で、20人ほどの部員やOBらが大麻を吸っていた疑いがあることが分かった。
■アメフト部2人目の逮捕者 大麻譲り受けた疑い
日大 林真理子理事長：「（Q.アメフト部で2人目の逮捕に関しておうかがいできますか？）…」
17日朝、記者の問い掛けに答えることなく車に乗り込んだ日大の林理事長。16日に日大アメフト部の大麻事件で2人目の逮捕者が出た。
逮捕された矢部鑑羅容疑者（21）は、すでに起訴されている北畠成文被告（21）と今年3月まで学生寮の同じ部屋で、北畠被告が逮捕された際、任意の事情聴取を受けた4人のうちの1人。
都内で、密売人から違法薬物と認識したうえで大麻を譲り受けた疑いが持たれている。
日大 2年生：「何もやっていない人の印象が悪くなるのが、すごく嫌だなと思います」
■当初は「1人の学生が」強調 報告書は延長
学生寮の中で、違法薬物が広がっていたのか。その後の取材で新たな疑惑が浮上した。
関係者などによると、去年10月ごろに行われたアメフト部の独自調査で、卒業生を含めたアメフト部員ら20人ほどが大麻を吸っていた疑いが出ていたことが新たに分かった。
日大はこの調査結果を、今年夏ごろ警視庁に報告したという。
日大：「調査している内容につきましては、評議員会に報告しており、警視庁と連携しております。調査は行っておりますが、事実として認定できるものはございません」
北畠被告の逮捕を受けた会見では、あくまで“1人の学生によるものだ”と強調した日大首脳部。
林理事長：「1人の学生がこういう不祥事を出している」
日大 澤田康広副学長：「（Q.2人疑わしい者がいたとしても、違法薬物の蔓延（まんえん）にはあたらない？）それだけの事実をもって（違法薬物が）蔓延しているとは考えておりません」「（Q.複数人が関わっていた場合、部の存続は？）複数、多数の者が関わっていたというのであれば、それ（部の存続可否）を前提に考えなければならない」
日大は、文部科学省から求められている調査報告書の提出期限を、当初の「先月15日」から「今月中」に延長している。
（「羽鳥慎一モーニングショー」2023年10月18日放送分より）
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