「全体としては一定の前進」福井県知事が核燃料搬出計画の受け入れ表明 原発3基の運転停止は回避
関西電力が示した原発から出る使用済み核燃料の搬出計画について、福井県の杉本達治知事が13日、受け入れを表明しました。運転開始から40年を超える原発3基の運転停止は避けられることになりました。
関西電力は所有する全ての原発が立地する福井県との間で、使用済み核燃料を一時的に保管する「中間貯蔵施設」を県外に設置するとし、 年末までに候補地が決まらなければ、運転開始から40年を超える原発3基を停止すると約束していました。
関西電力は今週火曜日（10日）、今後、青森県六ヶ所村の再処理工場やフランスに搬出するなどとした「ロードマップ」を示し、「原則として発電所の中に貯蔵する量は増やさない」と表明しました。
これを受け、福井県の杉本知事はこの日、関西電力の森社長や西村経済産業大臣と面談し「全体としては一定の前進があった」として、計画の受け入れを表明しました。
杉本知事「必要な搬出量を確保するという考えのもと、使用済み核燃料対策のロードマップを示してきた（40年超の原発3基の）来年以降の運転について理解を示させていただいた」
関西電力は「ロードマップに基づく取り組みを着実に実施し、 安全運転に全力で取り組んでまいります」とコメントしています。
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