インフルエンザが急拡大 近畿で215の学校などで学級閉鎖「コロナ対策で罹患することがなかった」

インフルエンザが急拡大 近畿で215の学校などで学級閉鎖「コロナ対策で罹患することがなかった」

インフルエンザが急拡大 近畿で215の学校などで学級閉鎖「コロナ対策で罹患することがなかった」

 季節外れのインフルエンザが関西でも急拡大しています。各地で学級閉鎖も相次いでいる中、医師からはある懸念が…。

 10日、兵庫県姫路市の小学校では4年生の教室を見渡すと半分ほどが空席になっています。その理由はインフルエンザです。

 児童31人中12人がインフルエンザの症状で欠席し、1人が体調不良で早退したということです。感染対策は続けていましたが…。

 姫路市立糸引小学校・稲葉一子校長
 「この学校では、特に全体で広がっているということではないんですけど、先週あたりから 1つの学級だけ少し増えてきているなと思っていた。この3日の連休が明けると爆発的に増えてきている」

 10日は、6時間目の授業を切り上げて児童を下校させ、今週金曜日までこのクラスを学級閉鎖にするということです。

 厚生労働省の最新のデータでは、近畿2府4県で合わせて215の学校や保育園などで学級閉鎖に。さらに、今年のインフルエンザは例年よりも流行の時期が早いのが特徴だということです。

 これは、全国の季節性インフルエンザの感染者数を表したグラフです。コロナ前の2018年と2019年のグラフをみてみると、いずれも流行しているのは11月以降で今年は例年よりもだいぶ早いのがわかります。

 東大阪市の小児科クリニックを訪れていたのは、発熱したという保育園に通う男の子と両親です。

 「昨日、おとといと38度台の熱があった」

 こちらの家族は、3人全員に風邪の症状がみられるといいます。検査の結果は…。

 藤戸小児科・藤戸敬士院長
 「インフルエンザですね」
 
 この日の午前の診療では、17人中10人にインフルエンザの陽性反応が出たということです。

 藤戸院長
 「(流行の原因は)コロナ対策のためかなと思う。4年間かかっていなかったら、ウイルスが入ると増殖してしまう可能性が高い。免疫が落ちているというより、 罹患することがなかったということが問題。子どもにインフルエンザ陽性者が多いのが今年の特徴」

 さらに、例年より早いインフルエンザの流行でーー。

 藤戸院長
 「夏場にインフルエンザの検査試薬を使うことがない。冬に例年通りに流行ったときに、検査すらできない状態になるのではと危惧している。非常に怖い状態です」

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