「ウラでつながっていないか疑念残る」ジャニーズで新問題“NG記者リスト”信頼回復はどうなる？
ジャニーズの会見で運営を任されていた会社が、特定の記者を指名しないよう“NGリスト”を作成していた問題で、5日午後、この会社が作成を認めました。信頼回復の道筋は、どうなるのでしょうか。
5日朝、ジャニーズ事務所の本社ビルでは作業が…。看板の撤去に向けたものでしょうか、足場で覆われた状態に。
作業を見つめていたファンは。
ファン
「嵐ファンです」
「母と休みがあったので、記念に撮るに行こうかと、写真を撮りに来ました」
「社名が変わることはしかたないし、そうすべきだと思っている」
大阪のショップにも、社名を撮ろうと多くのファンが…。
60年以上続いた看板をおろし、再出発するジャニーズ事務所。しかし、信頼を揺るがす問題が浮上しました。それが、会見での“指名NGリスト”です。制限時間約2時間。質問も「1社1問」に限られた今月2日の会見。
記者
「ちゃんと順番回して！さばけよ。 司会が」
質問で手を上げても指名されない記者らとの間で紛糾した会見で、運営を任されていた外資系コンサルティング会社が作成していたのが、特定の記者を指名しないようにする“NGリスト”です。
リストには、“指名NG”として6人の記者の名前とともに顔写真が載せられていて、当日、会見場に持ち込まれていたということです。
会見が始まる前の運営側のスタッフ。手に持っていた資料にはリストとみられる写真が並んでいます。事前に、このリストをもとに司会者が顔写真を見ながら質問者を決めていたのでしょうか？
司会者
「いえ、フェアです。ちゃんと全体見えていますから」
ジャニーズ事務所によると、会見2日前の打ち合わせの際、PR会社側が持ってきた媒体リストにNGと書かれていたため、井ノ原快彦氏が「これどういう意味ですか？絶対当てないとダメですよ」と問いただすと、PR会社側は「では前半ではなく後半で当てるようにします」と答えたということです。
そして、5日午後、会見の運営を委託された「FTIコンサルティング」はリストの作成を認めました。
FTI社コメント
「限られた会場使用時間の中で、会見の円滑な運営準備のために弊社が作成し、運営スタッフ間で共有した」
また、実際の会見の進行は幅広い媒体の記者に質問をいただいたなどとし、特定の記者を排除していないとの認識を示しました。
リストについて、街ではー。
「それを聞いたら、またウラがあるんじゃないかなと」
「NGの人がいたとしてもジャニーズの人が『あの人お願いします』と言ったらいいと思う」
「ウラでつながってるという疑念はどうしても残ってしまう。100%信じてと言われてもちょっとどうかなと…」
性加害問題と向き合う中、信頼回復に水を差す問題の浮上で、今後はどうなるのでしょうか。
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