年に一度、宝庫の封印を解く“開封の儀” 天平時代から伝わる9千件の宝物を点検 奈良・正倉院

年に一度、宝庫の封印を解く“開封の儀” 天平時代から伝わる9千件の宝物を点検 奈良・正倉院

年に一度、宝庫の封印を解く“開封の儀” 天平時代から伝わる9千件の宝物を点検 奈良・正倉院

 奈良の正倉院で、4日朝、天平時代から伝わる宝物を納めた宝庫の封印を解く「開封の儀」が行われました。

 開封の儀は、正倉院に伝わる宝物の点検などを行うため、年に一度 宝庫のカギを開ける儀式で、毎年この時期に行われます。カギを開けるには天皇の許可が必要で、この日朝、天皇の使いである勅使が立ち会いのもと、宮内庁の関係者らが手を清めて西宝庫に入り、6つの扉の封印を解いていきました。

 宝庫には聖武天皇の遺品や東大寺ゆかりの品々といった天平時代から伝わる宝物約9千件が納められていて、異常がないか全て点検されます。宝物のうち60件は10月28日から奈良国立博物館で開かれる正倉院展で公開されます。

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