マスク氏の医療ベンチャー “脳内チップ”埋め込み 初のヒト臨床試験で参加者募集へ(2023年9月20日)
イーロン・マスク氏らが設立した医療ベンチャーは身体機能の回復を目指し、脳内に電子チップを埋め込む臨床試験について参加者の募集を始めると発表しました。
ニューラリンク社は19日、「我々は初のヒト臨床試験の募集開始を喜んでお伝えします」とX（旧ツイッター）に投稿しました。
マスク氏が率いるニューラリンク社は、脳に超小型電子デバイスを埋め込む技術を開発するベンチャー企業です。
脳に埋め込んだ電子デバイスを使い、脳の活動を解読してコンピューターを操作することや身体機能を回復させることを目指しています。
5月にはアメリカ当局から臨床試験の実施許可を得ていて、会社のホームページには今月19日までに臨床試験のための「患者登録ボタン」が追加されました。
対象は頚髄（けいずい）損傷やALS（筋萎縮性側索硬化症）などの重い障害を抱えるアメリカ国内の成人としています。
ロイター通信によりますと、ニューラリンク社については去年12月、動物福祉法違反の疑いで政府から調査を受けていて、ずさんな動物実験を巡って批判の声も上がっています。
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