マルビル跡地が万博会場へのバスターミナルに 開幕まで約500日、課題山積みも「必ず乗り越える」
再来年の大阪・関西万博で来場者を会場の夢洲まで運ぶバス会社との協定締結式が19日、行われました。さまざまな動きがある一方で、山積する課題の解決の見通しは。
19日、大阪・関西万博に向けた動きが相次ぎました。大阪府の吉村知事と大阪市の横山市長は先ほど、博覧会国際事務局のケルケンツェス事務局長と対談。今後の会場の建設計画などについて意見交換しました。
吉村知事「課題はあるが必ず乗り越える」
これに先立ち、大阪市内で行われたのは、来場者を会場まで運ぶバス会社6社との協定締結式です。
万博を運営する日本国際博覧会協会などによりますと、会場との間を結ぶシャトルバスは、 大阪府と兵庫県の10か所から1日約2万6000人を運ぶ予定だとされています。その拠点の1つとなるのが大阪駅前です。
(中野颯大記者)
「大阪駅周辺から万博会場へ向かうバス専用のターミナルが、長年愛されてきたマルビルの跡地に作られるということです」
マルビルを管理する大和ハウス工業は、ビルを取り壊し更地となった土地に万博専用のバスターミナルを整備し、開催期間中、無償で貸し出すと発表したのです。
ターミナルには、待合所のほか電気バスに対応した急速充電器など3基を設置する見込みだということです。
大和ハウス工業 芳井敬一社長「46年間、大阪・マルビルをご愛顧いただきました大阪の皆さまへの恩返しと位置付けている」
準備が着々と進む一方で、課題も残されています。
万博では56の国や地域が、自ら費用を負担する「タイプA」と呼ばれるパビリオンを建てる予定ですが、準備の遅れが指摘されています。
大阪市によりますと、19日時点で着工に必要な建築許可が申請されたのは、チェコのみだということです。
こうした状況を受け、協会側は建物を代わりに建て、内装や外装のデザインをそれぞれの国に委ねる「タイプX」という方式を提案しています。
先週段階で約10か国が関心を示しているものの、移行を決めた国は1か国にとどまっていて、今後も期限を設けず対応していくとしていますが、協会の幹部はー。
「間に合わせてほしいと願うしかない。」
また、人件費の高騰や警備の強化などに伴い、運営費が当初の見込みよりも増えることも懸念されていて、15日には、西村経済産業大臣が会見で費用について言及しました。
西村経済産業大臣
「会場内の安全確保に万全を期すために必要な費用については国が前面に立って確保することとし、今後金額の精査を進めてまいります」
警備にかかる費用は国が負担する方針を明らかにしたのです。
再来年4月の開幕に向けて、関係機関の様々な動きが、ようやく見え始めてきています。
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