【本格的な偶像化！？】金総書記の娘ジュエ氏が切手に…発射実験の同行時か(2023年2月14日)
単にイベントに同席させるという段階から、一歩、先に進んだ…。韓国メディアはそう見ています。「偶像化」。
14日に発表された図案は8種類。いずれも「火星17」の試射成功を祝う記念切手ですが、8種類のうち5種類に娘のジュエ氏の姿がありました。去年11月の発射実験に同行した際の写真をそのまま使ったとみられる、極めてシンプルなデザインです。
先日の軍事パレードでも、金正恩総書記にぴたりと寄り添っていたジュエ氏。最高権力者たる父親に耳打ちし…。ともに笑い…。体を寄せ…。頬に触れる場面もありました。公衆の面前で、しかも…。重装備の兵士や最新兵器が居並ぶ軍事パレード。ここで披露された父と娘の親密ぶりは、いったい何を意味するのか…。
アメリカ政府系メディア、ラジオ・フリー・アジアによると、北朝鮮当局は、金総書記の娘と同じ「ジュエ」という名前の国民に対して、名前を変えるよう強要しているといいます。そうした流れのなかでの今回の切手です。韓国メディアは…。
韓国メディア：「キム・ジュエ氏に関する本格的な偶像化が始まったとの分析が出ている」
各紙が「偶像化の始まり」「偶像化が加速」などの見出しで、このニュースを伝えています。これまでのところ、「世襲」以外の権力の移譲がみられないこの国で、金正恩氏もその伝統に従おうとしていることの表れでしょうか。
コリア・レポート編集長・辺真一氏：「軍事パレードに登場したこと、その後、こういう形で切手になったことで、ますます後継者の可能性という見方も強まっていくのは間違いないが、ただちにこれをもって後継者で決まりと断じるには、まだ早計だと思う」
これまでジュエ氏が姿を見せたのは、いずれも軍関係の行事でした。今後、政治的な場面などにも彼女が登場するかどうか、それが見極めのポイントだといいます。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
