「本社から具体的な指示はなく自分たちでやった」 ビッグモーター除草剤問題 本社に家宅捜索 異例のスピード捜査で本社捜索に踏み切った理由は 警視庁と神奈川県警｜TBS NEWS DIG
中古車販売会社「ビッグモーター」の店舗周辺の街路樹が枯れるなどしている問題で、けさ、警視庁などが東京・六本木ヒルズの本社に家宅捜索に入りました。
ビッグモーターの本社が入る東京・港区の六本木ヒルズ前です。あちらのビルの20階にビッグモーター本社が入っていて、警視庁と神奈川県警による捜索が現在も続いています。
家宅捜索は街路樹などの器物損壊の疑いで行われていて、午前10時前、警視庁と神奈川県警の捜査員およそ40人態勢で始まりました。捜査員は段ボールを手に持ち次々と社内に入っていきました。
この問題は「ビッグモーター」の店舗周辺の街路樹が枯れるなどしているもので、今月、警視庁と神奈川県警は12店舗について、自治体から被害届を受理。店舗への家宅捜索で、除草剤の袋や草刈り機などを押収しました。
その後の捜査関係者への取材で、店舗の幹部が警視庁の任意の事情聴取に対し、「本社からの具体的な指示はなかった」「自分たちでやった」という趣旨の説明をしていることがわかりました。一方、ビッグモーターは、本社の幹部が各店舗を視察し、清掃状況などをチェックする「環境整備点検」を実施していました。
警視庁は、この環境整備点検やこれまでの捜索の結果などから、本社から店舗に指示があった可能性があると判断したということです。
異例のスピードで本社への家宅捜索に踏み切った理由について、ある捜査幹部は、「ビッグモーターが証拠を隠滅する可能性があったため」などとしています。
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