ウクライナ南部戦線「注目すべき進展があった」と米高官が明らかに “ロシア軍の2番目の防衛ラインにいくつかの戦果”｜TBS NEWS DIG
ロシアからの領土奪還に向けウクライナ軍が反転攻勢を進めるなか、南部の戦闘で注目すべき進展があったとアメリカ政府高官が明らかにしました。
アメリカ国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は1日、ウクライナ南部ザポリージャ州での戦闘をめぐり「これまでの72時間でウクライナ軍による注目すべき進展があった」と明らかにしました。「ロシア軍の2番目の防衛ラインに対し、いくつかの戦果を挙げた」としています。
こうしたなか、ウクライナのゼレンスキー大統領が19日から始まる国連総会の一般討論に侵攻開始以降初めて対面で出席する見通しだと、今月の安全保障理事会の議長国が明らかにしました。侵攻をめぐる安保理での会合にも出席する見込みだということです。
ただ、JNNの取材に対しウクライナ政府関係者は「すべては現地の戦況次第だ」としています。
一方、プーチン大統領は9月の新学期が始まるのに合わせて子どもたちを前に特別授業を実施。併合を一方的に宣言したウクライナ南部ザポリージャ州出身の子どもの質問に答える形で併合地域の開発のため大幅に予算を組んだとアピールし、ロシア化を進める考えを強調しました。
また、オンライン形式での会合では、ウクライナ南東部マリウポリに新たに作られたロシア式の学校で1年生の生徒がプーチン氏に対し「マリウポリを気遣ってくれてありがとう」と話す場面などが国営テレビで放送されました。
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