すすきのホテル殺人事件 瑠奈容疑者、レインコート姿で犯行か(2023年8月16日)
札幌市すすきのホテルで首を切断された男性の遺体が見つかった事件。田村瑠奈容疑者（29）はレインコートを着て返り血を防いだとみられることが分かりました。
■すすきの“頭部切断” 親子3人送検
すすきののホテルで62歳の男性を殺害した疑いで16日朝、送検された田村瑠奈容疑者ら親子3人。瑠奈容疑者が逮捕された後、母親の浩子容疑者は親族の男性との電話で事件への驚きを口にしたといいます。
親族の男性：「浩子さんも修も『まさか瑠奈が殺すとは思わなかった』と。まさか、あんなこと起こすとは思わんというのは2人とも思ってたんじゃないの」
事件発生の約1カ月前の5月下旬に札幌市内のダンスクラブで撮影された映像。紫の服を着た瑠奈容疑者と被害者の男性が向かい合い、親密そうにしている様子が確認できます。瑠奈容疑者と男性は、出会ったこの日に何らかのトラブルになったとみられています。
そんな2人を少し離れた場所で見ていたのが父親の修容疑者です。
親族の男性：「（修容疑者は）心配だから行ったんじゃないか。とにかく娘が『何かしたい』って言ったら、ついて行く親だから」
■瑠奈容疑者 レインコート姿で襲撃か
その後の捜査関係者への取材で、瑠奈容疑者はレインコートを着て男性を襲っていたことが分かりました。ホテルの浴室で後ろ手に拘束された男性に対し、瑠奈容疑者は背後から刃物で襲撃。男性の首元には複数の刺し傷があり、致命傷となった傷は肺の近くまで達していたということです。
その後、瑠奈容疑者はのこぎりなど複数の刃物を使って首を切断したとみられるほか、男性のスマートフォンを工具で壊したとみられることも分かりました。瑠奈容疑者は衣服に返り血がつかないように、あらかじめレインコートを準備していたとみられます。
事件前、修容疑者が札幌市内でレインコートを購入していたことも判明。警察は自宅から血痕の付いたレインコートを押収していて、犯行時に着ていたものか調べています。
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