【台風の目か】午前6時すぎの和歌山・串本町 雨風が弱まる「足が悪い」県内で早めに避難した高齢者も

【台風の目か】午前6時すぎの和歌山・串本町 雨風が弱まる「足が悪い」県内で早めに避難した高齢者も

【台風の目か】午前6時すぎの和歌山・串本町 雨風が弱まる「足が悪い」県内で早めに避難した高齢者も

 和歌山県串本町から、15日午前6時すぎに行った中継です(※情報は中継時点)。

 和歌山県串本町を通る、国道の前からお伝えします。

 15日午前3時ごろは体が持ち上げられるような、強烈な風が吹いていましたが、いま雨は落ち着いていて、風は全くないといっていい状態です。

 気象庁によりますと、台風7号は15日午前5時前に紀伊半島に上陸したということで、串本町は今、まさに台風の目の中に入っているとみられます。

 また、14日から続く高波で、串本町を通る国道42号線は、一部区間で通行止めとなっています。

 この辺りは14日午後7時前に暴風域に入ったとみられ、潮岬では午後11時ごろに最大瞬間風速33・5メートルを観測しました。現在は和歌山県全域に暴風警報が発表されています。

 また、15日午前5時までに222・5ミリの雨が降りました。

 和歌山県内では、新宮市や串本町など7つの市町村で警戒レベル4の「避難指示」が出されています。

 14日、私が取材した新宮市の避難所には、午後8時までに15人ほどが避難をしていました。

 ほとんどが単身の高齢者で、そのうちの一人は「足が悪く、いざとなった時に逃げられないので、早めに避難をした」と話していました。

 台風はこの後近畿地方を縦断する見込みで、16日午前0時までの24時間降水量は、和歌山南部の多いところで350ミリとなる予想で、この場所でも再び雨風が強まるとみられます。

 午後にかけて、線状降水帯が発生する恐れもあり、台風の影響を受ける地域では早めの準備と避難を心がけてください。

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