自民・秋本真利氏（47）事務所に捜索 風力発電会社から多額資金受領か(2023年8月4日)
風力発電会社から多額の資金を受け取った疑いがあるとして、自民党の秋本真利外務政務官（47）の事務所に東京地検特捜部が家宅捜索に入りました。政府はこの家宅捜索の真っ最中に秋本政務官の辞任を了承しました。
■自民 秋本氏事務所に捜索
新たに浮上した政治とカネを巡る疑惑。強制捜査を受けたのは自民党の秋本衆議院議員。党内で1、2を争うほど再生可能エネルギーついて詳しいとされている人物です。
2017年に国土交通政務官に就任すると、洋上風力発電の導入を促進する法案の策定に携わりました。
自民党 秋本真利議員：「これからの日本のエネルギーを担っていく電源として再生可能エネルギーというのは非常に重要なものだと」
その秋本議員は政府が導入拡大を目指している洋上風力発電を巡って都内にある風力発電会社「日本風力開発」から多額の資金を受け取った疑いがあるとして、4日、東京地検特捜部が家宅捜索に入りました。
■風力発電会社から多額資金受領か
資金提供したとされる日本風力開発は風力発電所の開発を手掛ける電力関連会社で、政府が入札を実施した1回目の洋上風力発電事業者の選定では落札することができませんでした。
■3000万円は「競走馬の購入に」
日本風力開発側は、秋本議員と共同で運営している競走馬組合におよそ3000万円を使ったとし、「競走馬の購入などに充てた」と説明。賄賂にはあたらないと主張しています。
一方、これまでのところ取材に応じていない秋本議員ですが、4日午後、岸田政権で務めていた外務政務官を辞任しました。
立憲民主党 泉代表：「せっかくクリーンなエネルギーなのに、ダーティーな話が出てくるという意味で、なんでこんなに自民党に金が集まる仕組みになっているのかと」
東京地検特捜部は日本風力開発の社長から任意で事情を聴くなど収賄事件での立件を視野に捜査しています。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
