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いじめ“放置”で不登校に 5年以上経って第三者委が初会合 母親は市の対応に不信感 和歌山・海南市
和歌山県海南市の教育委員会が小学生のいじめ問題に関する第三者委員会の設置を拒んでいた問題で3日、有識者による初会合が開かれました。事態は動き出すのでしょうか。
「私は(●●ちゃんに)いじめられました。今は学校へ行きたくないです」
これは、約5年前、和歌山県海南市の小学生がいじめの被害を訴えた手紙です。
3日、この問題に関する第三者委員会の初会合が行われました。発生から5年以上がたってからの開催となったのは、なぜなのでしょうか。
被害に遭ったのは現在中学1年生の女子生徒で、小学1年生の時に同級生から殴られるなどのいじめを受けるようになりました。
2日、取材に応じた母親は……。
被害児童の母親「2年生の不登校になる寸前まで(いじめが)続いて、子供は学校へ行ったら殺されるという言葉を言って、学校へ行かなくなった」
問題は解決しないまま、女子児童は小学校を卒業しました。こうした事態に母親は、市の教育委員会に対して、第三者による調査を繰り返し申し立てました。ところが……。
海南市教育委員会「調査を行う予定はございません」
教育委員会は内部調査で、「いじめと不登校の因果関係が認められなかった」として、第三者委員会の設置を拒み続けたのです。
いじめに関する法律や国のガイドラインでは、保護者からの申し立てがあった場合には第三者による調査を行うよう求めています。
海南市の教育委員会は読売テレビの取材に対し、「法律は理解していてた」と話していますが、第三者委員会の設置が遅れた理由について明確に答えませんでした。
ようやく始まった第三者委員会では、いじめと不登校の関連性や市側の対応について検証していく方針です。
しかし母親は、現在も市側の対応に不信感を抱いています。
被害児童の母親「ただ単に開きましたっていう事実を作るために今やってるんだなと。不安・絶望感とそういうのは感じてる。法律にのっとった対応をしてくれてたら、娘は学校へちゃんと行けてたし、卒業式にも参加できてたんじゃないかなって思います」
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