「ノロノロ台風」が沖縄直撃 旅行客も思わぬ“長期滞在” 欠航で11万人超に影響【もっと知りたい！】(2023年8月1日)
大型で非常に強い台風6号が夏休みシーズン中の沖縄本島に近付いています。この台風は今後、西日本方面へと進む恐れがあり、警戒が高まっています。
■台風6号 最大瞬間風速65mの風の予想
1日午前6時ごろの那覇市内の様子です。突然、強い風とともに雨が強まり、一気に視界が悪くなりました。
台風6号の接近に備え、建物の入り口に土のうを積むなど対策がされています。
沖縄本島に近付いている大型で非常に強い台風6号。沖縄では2日にかけて、最大瞬間風速65メートルと、家屋が倒壊するほどの猛烈な風が予想されています。
■1日は那覇空港“終日閉鎖” 欠航で11万人超に影響
先月31日は、多くの観光客が対応に追われました。
電光掲示板には「欠航」の文字が並び、手続きをしようとカウンターには長蛇の列ができていました。
夏休みシーズン、空港で目立っていたのは家族連れの姿です。
愛知県から来た観光客：「朝9時から2時間30分並んでいる。きょう帰れないと、仕事に支障が出る」
4日までの足止めが決まったという家族は…。
埼玉県から来た観光客：「帰れなくて泣いています」「（Q.今一番心配なのは？）ピノちゃん…」「犬です」
祖父母に預けた犬が、心配だといいます。
1日の那覇空港発着の航空便は、国内線国際線を含めて全便欠航。那覇空港は終日閉鎖となります。
先月31日から離島便も含めて900便以上が欠航となっていて、影響は11万人以上に及ぶ見込みです。
■ノロノロ台風 沖縄料理店「40人の予約キャンセル」
この台風は当初よりもスピードがかなり遅くなり、しばらく沖縄付近に停滞する恐れも出てきました。
ノロノロ台風に、観光地も悲鳴を上げています。
沖縄料理あんがま ビノドさん：「40名くらいの予約が入っていたが、それがキャンセルになって。（お店を）開けるのは台風の状況を見てから」
■観光客も長期滞在…3泊の延期に
思いがけない長期滞在をすることが決まった家族は…。
京都からきた観光客：「1日の飛行機も飛ばないと決まって。2日の飛行機はもう満席になってしまったので、3日までいないと仕方ない感じになりました。部屋にこもっておくしかないので、食材を色々買い込んできた」
1泊の延期は覚悟していたといいますが、まさかの3泊になりました。さらに、こんな問題もあったといいます。
京都からきた観光客：「近隣のホテルは検索してあたりはつけていたが、いざ欠航が決まった後だと、すぐになくなっていました。お世話になっている得意先が持っている沖縄のマンションが1つあったので、そこに泊まらせてもらうことになりました。ギリギリセーフって感じ」
男性は仕事をオンラインに切り替え対応。娘は塾や友達との予定を泣く泣くキャンセルしたといいます。
京都からきた観光客：「（娘は）友達と遊べなくなりブーブー言ってます」
（「グッド！モーニング」2023年8月1日放送分より）
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
