自分専用の木陰を…男性の日傘購入も増加、売上は去年の1.8倍 一番効果があるのは“白い日傘”
災害級の暑さをしのごうと、街では日傘をさす人が目立ちました。中には男性の姿も…。
(Q:傘差していますね)
「さしていますね。日差しが熱いので。日差し防いだら熱中症予防につながるのでいいと思う」
「自分で日傘を使うと日陰を作り出せるので涼しくなる」
百貨店で男性向けの傘売り場を訪れると…。ズラリと約30種類の日傘が並んでいました。
担当者「コンパクトなサイズで男性でもカバンに入るものが人気です」
特に今年はゴールデンウィーク以降から買い求める人が増え、日傘の売り上げは昨年の約1.8倍だということです。
買い物客
「日焼けとか別にいいんですけど、暑くて汗がすごく止まらなくなるので。昨年まで(日傘使う男性)いなかったけど、今年数名チラホラ街で見かけるから自分も差せるかな、勇気出るかなと思って」
特に、20代後半から30代前半の男性客が今、増えているといいます。
阪急メンズ大阪 紳士服飾品担当・冨士善晃マネージャー
「コロナ禍も明けてリモートからリアルに出勤される方も多くなった。UV加工で肌を守る、顔を守る、頭も守るということでニーズ多くなっている」
これは人工太陽のもとで30分歩いた時の熱の状態を比較した画像です。傘がない場合は頭頂部が80度近い、赤色を示しているのに対し、日差しを99%以上遮る日傘を使う場合には全身が40度程度の青色のままです。
専門家によると、日傘の選び方にもコツがあるようです。
上村晴香記者「傘を広げて照明にかざした時に、光が透けないものほど効果があるということです」
さらに、日傘の色によっても効果に違いがあると言います。
熱中症対策に詳しい大同大学の渡邊慎一学長
「一番効果があるのが白い日傘で、平均で体感温度が3.3度下がった。それに対して黒い日傘は、体感温度マイナス1.8度です」
日傘を持っていない場合でも黒色の雨傘ならば体感温度が下がることが確認されているということです。
熱中症対策に詳しい大同大学の渡邊慎一学長
「日傘を持ち歩くということは自分専用の木陰を持ち運んでいるのと同じ。一度男性の方も日傘使ってみてください。暑さがこんなに変わるんだというのが実感できると思う」
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