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相次ぐ水難事故「夏休み開始直後が危ない」専門家警鐘 #shorts
7月2日、東京・あきる野市で水遊びをしていた親子の奥にいた女の子が流されました。
異変に気付いた男性は、子供を預け、急いで駆け付け、女の子は無事に救助されました。
この際、駆け付けた男性をよく見ると浅瀬から、突然ガクンと体が沈むのが確認できます。
(動画撮影者)
「手前は(流れが)穏やかなんですけど、奥が急に深くなっている」
女の子も、この「急な深み」にハマったとみられます。
(動画撮影者)
「サンダルを追いかけて、走って行って、そのまま流されてみたいな…」
女の子がサンダルを追いかけ始めた時は、川の水は膝下くらいでしたが、すぐに体全体が水に浸かり、そのまま流されてしまいました。
7月21日、小学6年生の女の子3人が亡くなった福岡県宮若市の犬鳴川では…
(報告・中村智昭)
「事故が起きて一夜が明けました。子どもたちが遊んでいた河原に花が手向けられています」
(献花に訪れた人)
「本当にこういう形で亡くなるって、やるせない気持ちです」
3人が通っていた小学校では、7月22日、保護者説明会が開かれました。
(宮若西小学校・日高暢裕校長)
「保護者の方、ずっと最初から経緯説明の時から涙を流している方も何人かいらっしゃいました」
亡くなった3人と同じ6年生のすべての児童を対象に家庭訪問を行なうなど、児童たちの心のケアについての説明がありました。
水難事故は7月に入り、全国各地で起きています。警察庁によると中学生以下の子どもが死亡、または行方不明となった水難事故の割合は海よりも川の方が3倍も多いというデータもあります。
福岡の3人が亡くなった川を、現地で調査した水難学会・会長の斎藤秀俊さんは…
(水難学会・斎藤秀俊会長)
「一見すると、人がおぼれるような川には見えないところです。流れはもう極めて穏やか。川の2つが合流するところです。ここはあの事故現場だったんですね。合流するところに、実を言うとかなり深みがある。一番深いところで、3メートルくらいの深さだったんです。支流の川の40センチぐらいの深さから、急にあの傾きをもって深くなるという、そういう川の構造だったんです」
斎藤さんによると夏休みが始まった、すぐのタイミングは水難事故が起きやすいといいます。
(水難学会・斎藤秀俊会長)
「やっぱり皆さん、気持ちがハイになると思う。夏休みに入ったばっかりで、家の人たちが仕事とかに行っていていない、子供たち同士で集まって、どこかに行ってしまう時期。だから夏休みに入ってすぐは近所の川がすごく危ない。ひざ下から腰までの深さっていうのが、実はこの黄色信号ですね。ひざを越えて腰近くになったら、流れで簡単に流されるようになる。大人のひざ下、お子さんが遊ぶのであれば、お子さんのひざ下、これをやっぱ守っていかないとあっという間に流される」
サタデーステーション 7月22日OA/a>
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