「録音データはある」東京地検特捜部の検事が不起訴を示唆して“供述誘導”か 河井克行元法務大臣をめぐる買収事件【news23】|TBS NEWS DIG
東京地検特捜部の検事が「供述を誘導した」。不当な取り調べの疑いが浮上しています。
河井克行元法務大臣が地元の議員らに現金を配ったとされる大規模選挙買収事件。
捜査のなかで、特捜部の検事が金を受け取った議員に不起訴を示唆するなどして自白を誘導したことを示す録音データがあることが明らかになりました。
■不起訴にするから、買収されたこと認めろ
“元広島市議”の弁護人
「特捜部というのはストーリーありきです。それで作りあげるというのが特捜部の捜査なので」
東京地検特捜部の検事が「供述を誘導した」。
不当な取り調べの疑いが浮上しています。
2019年の参院選で、河井克行 元法務大臣が、妻の案里 元議員を当選させようと、地元議員ら100人に現金を配ったとされる大規模買収事件。
検察は、金を受け取った側は当初、全員不起訴にしましたが、検察審査会を経て、地元議員ら34人が、在宅起訴、または略式起訴されました。
あれから4年。当時、捜査対象となった元広島市議側が、特捜部の検事が、不当な取り調べを行ったと指摘し、録音データの存在を明らかにしました。
“元広島市議”の弁護人
「データはあります。利益誘導的なやり取りは、絶えずされているところがある。“不起訴”であるとか、“軽い処分”とか、“そういう方向でやりたい”とか、“議員を続けていただきたい”とか、という文言を使いながら、議員を続けたい気持ちに入り込んで、供述をとっている感じがする」
弁護士によると、元市議は、2020年3月から6月にかけて、計9回、特捜部から、任意で事情聴取を受けたといいます。元市議は、途中から取り調べに不信感を持ち、録音していたということです。
Q.恫喝だったり、机を叩いたりは
“元広島市議”の弁護人
「恫喝というかですね、関西弁でまくしたてるって感じがあって、それは結構、圧迫にはなっている気がします」
不起訴にすることを示唆し、買収されたことを認めるよう促していたという検事。調書の修正を依頼しても、応じなかったということです。
検事の取り調べの録音の存在は、検察側も把握していて、最高検察庁は「公判の推移を踏まえつつ適切に対応する」とコメントしています。
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