天気痛かも？7割の人が“自覚”「血圧上がり」気温急変で頭痛も(2023年7月20日)
関東ではこの時間、日中の暑さから一転、激しい雨が降り始めました。こうした天気の急変による気圧の急変で体調に異変を感じる人も。「天気痛」とも呼ばれるいわゆる気象病、なぜ起きるのでしょうか。
■気圧乱高下で…頭痛や関節痛も
雨が降ると関節が痛み、クーラーの効いた部屋に戻ると頭痛がする。今「天気痛」に悩まされる多くの人が。
50代女性：「頭痛だったり肩こりだったり、やる気起きなかったり」
天気痛に詳しい舟久保恵美医学博士：「気象の変化で起きる病気、気象病。そのなかで痛みを伴うのを天気痛と呼んでいる。偏頭痛、腰が痛いとか天気が変化する時、低気圧や台風が近付いた時に痛みなど症状が出てくる方が多い」
「あなたは天気痛を持っていますか？」との民間の気象会社の質問対し、女性の8割以上が「持っている、及び持っている気がする」と答え、男性は5割以上、天気痛の自覚があるというのです。
雨が降ると、気圧の変化を内耳がキャッチし、脳に伝わり交感神経が過剰に反応することで、頭痛などの症状が出るといいます。
20代女性：「涼しいところから外に出た後とか。自分が適応できてない感じ」
気圧の変化で現れるという「天気痛」。しかし、雨は降らなくても症状が現れることもあるといいます。その原因は。
■「血圧上がり」気温急変で頭痛も
およそ7割近くが自覚があるといわれる「天気痛」。それは気圧の変化だけでなく温度の変化でも起きることも。
天気痛に詳しい舟久保恵美医学博士：「寒い環境に行くと皮膚が気温の変化をキャッチして、特に自律神経の交感神経が興奮してくる。そうすると血圧が上がったり、筋肉を縮めたりとか」
暑い外からクーラーの効いた部屋に入ると頭痛やめまいが起きてしまう。天気痛は気圧だけでなく温度の差でも起きるというのです。
■気圧予測アプリで“頭痛予測”
町の人を取材すると、スマホを使って対策を取る人も。
20代会社員：「『頭痛ーる』てアプリです。頭痛い時や天気が悪い時に見たりします」
アプリを使って気圧の予報を知り、自分がどのタイミングで頭痛が起きるか前もって予測するといいます。
天気痛に詳しい舟久保恵美医学博士：「（アプリで）自分がどの時に痛くなるか分かってきますので、体の準備ができるようになる」
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
