村サッカー大流行？優勝商品は豚足！？エースの素顔 中国の狙いは(2023年7月17日)
打ち上げられるド派手な花火。会場には、はためく国旗。サッカーの国際試合と思ったら…商品が豚足。
観客：「中国代表チームより、こっちの方が見ていて楽しい」
試合が行われていたのは中国南部の貴州省。村単位で構成された20チームでリーグ戦を行うのですが…。
村民：「選手は全員、村の人たちなんだよ」
その名も「村サッカー」。守備の要として体を張るのは李敏杰選手（28）。「破壊王」の異名を持ちますが、普段の仕事は…。
李敏杰さん：「仕事とサッカーに共通するのは団結力だと思います」
サッカーの試合ではディフェンダーですが、本職は建設の現場監督でした。村対抗のリーグ戦に参加する選手は農家や教師、学生など様々。年齢も15歳から40代とバラバラです。
リーグがある貴州省は中国でも有数の貧しい地域として知られていますが…。
中国メディアは開幕から1カ月で観光客が延べ100万人、26億円の経済効果を伝え、“小さな村の奇跡”と呼んでいます。厳しいコロナ対策が終わり、SNSで火が付いた村サッカー。観客が熱狂する理由は選手のプレーだけではありませんでした。
観光客：「サッカーへの情熱に感動しました」「試合の雰囲気、故郷を誇る気持ちが私たちを感動させるんです」
中国政府には低迷する地方経済に少しでも明るい話題を提供し、何とか下支えしたい狙いがあるようです。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
