橋田壽賀子氏の財団から1100万円着服か 元職員を逮捕 横領金でブランド品や飲食に【知っておきたい！】(2023年7月13日)
おととし亡くなった脚本家の橋田壽賀子さんが設立した財団の元職員が、1100万円を着服した疑いで逮捕されました。
■容疑者「私的にブランド品や飲食代に使った」
業務上横領の疑いで逮捕されたのは、東京・足立区に住む大堀たまみ容疑者（66）です。大堀容疑者は橋田文化財団の元経理担当で、2017年4月下旬から2020年12月下旬にかけて、財団からおよそ1100万円を着服した疑いが持たれています。
橋田さん（当時67）：「“ひょうたんから駒が出た”みたいな話でございまして。主人が亡くなりましたらお金が残っておりまして。今さらぜいたくをする気もありませんし、“起きて半畳寝て一畳”と言いますし、それならば皆さまのお役に立てることがないかなと」
橋田文化財団は新人脚本家の育成を目的に1992年に設立され、放送文化の向上に寄与した番組や人に毎年「橋田賞」を贈っています。
橋田さん（当時94）：「私のような冠の付いた賞を差し上げるなんて、非常になんていうか、おこがましいことで、いつも毎年縮まっております」
財団に長く勤務し、橋田さんとも面識があったという大堀容疑者は、1人で現金を管理していました。事件は橋田さんの死後、関係者が財団の帳簿を確認した際に、不自然な領収書などが見つかったことで発覚しました。
大堀容疑者：「財団の金を横領して、私的にブランド品や飲食代に使ったことは間違いありません」
警視庁は、他にも財団の金で商品券の購入をするなど余罪があるとみて捜査しています。
（「グッド！モーニング」2023年7月13日放送分より）
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