大阪コリアタウンで１歳女児死亡ひき逃げ 男に懲役３年８か月の実刑判決「厳しい非難に値する」
大阪市生野区で、１歳の女の子をひき逃げし死亡させた罪に問われた男に対し、大阪地裁は１２日、懲役３年８か月の実刑判決を言い渡しました。
無職の鄭仁煥被告（７５）は昨年８月、大阪市生野区の商店街「大阪コリアタウン」で、名古屋市から旅行に来ていた１歳の女の子を車でひき逃げし、死亡させたとして過失運転致死や道路交通法違反などの罪に問われていました。
鄭被告は起訴内容のうち、ひき逃げの罪などは認めていましたが、「事故は避けることができなかった」と過失運転致死罪については否認。検察側は懲役５年を求刑していました。
この日の判決で大阪地裁は「女の子の命を奪い去った結果は重大だ」としたうえで、「注意義務を怠ったうえ、無車検・無保険の状態で運転し、その場から逃走したことは厳しい非難に値する」として、鄭被告に懲役３年８か月の実刑判決を言い渡しました。
