マイナンバーカードめぐるトラブル相次ぐ兵庫県が全国初総点検本部設置秋までに終了目指す

マイナンバーカードめぐるトラブル相次ぐ　兵庫県が全国初「総点検本部」設置　秋までに終了目指す

　全国で相次いでいるマイナンバーカードをめぐる問題。兵庫県は６日、全国に先駆けて状況の総点検をはじめました。制度そのものに不信感が高まるなか、信頼回復につながるのでしょうか。

　斎藤元彦知事
「県民の皆さんの不安というものが大変高まっている。オール兵庫でスクラムを組んで対応していく」

　この日、マイナンバー制度への不信感の払しょくに努めると述べた、兵庫県・斎藤知事。

　マイナンバーをめぐっては、銀行口座や健康保険証の情報が別人と紐づけられるなど、トラブルが相次いでいて、政府は秋までにデータなどの総点検を行うことにしています。

　これを受け、兵庫県は、この日設置した「総点検本部」で複数の部署にわたる点検の管理や、市や町が行う点検をサポートします。

　しかし、課題は山積しています。

　大阪府河内長野市では、今年２月、マイナポイントの申請のため市役所を訪れた女性が「保険証との一体化をしないでほしい」と伝えたにもかかわらず、誤って一体化していたという問題が発生しました。

　市は「当時は申請期限間際で、駆け込みが多かったため起こったミスだ」としています。

　丁寧な対応と、スピード感も求められるなか、信頼回復につなげられるのでしょうか。