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“東西の壁”公園にフェンス設置で物議 「行き来できない」利用者困惑(2023年6月29日)
神奈川県にある公園で、東西を分断するかのように設置されたフェンスが物議をかもしています。利用者からは自由に行き来できず不便だとの声が上がっています。
■大和市と綾瀬市の境付近にフェンスが…
公園の利用者:「使う側としては取ってもらった方が便利に使える」「(フェンスは)前からない方がいいと思っていました」
公園の利用者がそう話すのが、2014年ごろに設置されたというフェンスです。
フェンスが設置されているのは、大和市の「大和ゆとりの森」と綾瀬市の「綾瀬スポーツ公園」の境付近です。2つの公園の境界線はおよそ700メートルで、一部植栽で区切られた所もありますが、植栽がない部分には高さおよそ1メートルのフェンスがのびています。
公園内を分断するように設置されているため、利用者も2つの公園を簡単に行き来することができません。
公園の利用者:「すぐお隣で同じような公園じゃないですか。隔てる意味があるのかなと思っていた。(公園間を)すぐ通れればいいんですけどね」
■大和市長“改善していく考えを示す”
一体なぜ、このようなフェンスが作られたのでしょうか?
神奈川県の隣接する2つの公園を分断するかのように設置されたフェンス。設置した大和市に話を聞きました。
大和市みどり公園課 浅野真輝課長:「綾瀬市と大和市とそれぞれ管理が違いますので、管理区分を明確にするためにフェンスを設置したものでございます。フェンスを設置したことによって管理区分が明確になりましたので、管理者として管理はしやすくなりました」
ところが、一部の利用者からは「公園を行き来しづらくなった」と批判的な声が市に寄せられているといいます。
そんななか、先週の市議会では、大和市長がこのフェンスについて言及しました。
大和市 古谷田力市長:「“東西の壁”というか、フェンスがあってですね。(市民が)『何のためなの、フェンスは?』と言った時に、私もちょっと言葉が詰まるような。綾瀬市と大和市がちょっと色々ありましてと、色々ありましてが中々言えなかったんですが。大和市と綾瀬市が広域連携でお互い手を取り合って、皆が利用できればと思っています」
改善していく考えを示しました。
大和市の担当者は、こう話しました
浅野課長:「(フェンスは)管理区分を明確にするというメリットもございますので、一部撤去なのか完全に撤去するかどうか含めて今後検討ですね」
これに対し、綾瀬市側は…。
綾瀬市みどり公園課 小池弘樹課長:「フェンスがなくなることによって『大和ゆとりの森』と『綾瀬スポーツ公園』で、一体の公園となるような形で事業が組めればいいかなと感じています」
(「グッド!モーニング」2023年6月29日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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