市川猿之助容疑者「眠った両親に袋をかぶせた」 それでも自殺幇助で逮捕の理由は？【もっと知りたい！】(2023年6月28日)
母親に対する自殺幇助（ほうじょ）の疑いで逮捕された市川猿之助容疑者（47）が「楽に死なせてあげようとして、袋を両親にかぶせた」という趣旨の供述をしていることが分かりました。
■猿之助容疑者「私も両親の後を追って…」
後部座席は全面カーテンで覆われ、中の様子をうかがい知ることはできません。27日午後10時半前、大勢の報道陣が待つなか、東京・原宿署に市川猿之助こと本名・喜熨斗孝彦容疑者が入りました。
両親が亡くなってから1カ月以上が経ち、警視庁は、猿之助容疑者が母親の自殺を手助けしたとして逮捕しました。
両親の死因は「向精神薬中毒」とみられていて、母・延子さん（75）に、無理やり薬を飲まされた痕跡はありませんでした。
猿之助容疑者（警視庁によると）：「両親が自殺する手助けをしたことに間違いありません。私も両親の後を追って自殺するつもりでした」
調べに対し、猿之助容疑者は容疑を認める供述をしています。
■週刊誌報道うけて“家族会議”
歌舞伎界屈指の人気役者の逮捕に、ファンもショックを隠せません。
ファン：「ドラマで色々活躍されていたり、クイズ番組に出たり、すごく元気なお姿を拝見していたので、すごく残念です」
ファン：「あの方（猿之助容疑者）非常に力があったから残念ですね。猿之助さんが戻ってこられるんですか？」「（Q.どう思いますか？）それはできないでしょう。有能な役者だからといって、それが許されることはないと思う」
猿之助容疑者（警視庁によると）：「週刊誌報道をきっかけとして家族会議が行われ、みんなで“さよなら”することにした」
猿之助容疑者は「2種類の睡眠導入剤を飲んだ」と供述していて、延子さんからも両方の成分が検出されています。
■「両親に袋をかぶせた」…自殺幇助の理由は？
当日の状況が明らかになる一方で、気になる供述も出てきています。
猿之助容疑者（警視庁によると）：「なるべく苦しまずに死ぬ方法として、睡眠薬を飲んで眠った後に袋を使うことにした」
「眠った両親に袋をかぶせた」という猿之助容疑者の行為から、「窒息させる」という殺意があったとも捉えられかねません。
殺人ではなく、自殺幇助の容疑で逮捕された理由とは何なのでしょうか。
若狭勝弁護士：「司法解剖の所見として、薬物中毒死というのを警察は発表していたんだと思うんですよね。窒息の所見がないとすれば、（袋を）かぶせたとしても、死に対する因果関係がないので、殺人になるのかとかそういう話には発展しないというふうに思います」
厚生労働省は、先の見えない不安や生きづらさを感じている人は一人で悩みなどを抱えずに“こころの健康相談統一ダイヤル”や“いのちの電話”などの相談窓口を利用するよう、呼び掛けています。
▼「こころの健康相談統一ダイヤル」0570－064－556
▼「＃いのちSOS」0120－061－338
▼「よりそいホットライン」0120－279－338
▼「いのちの電話」0570－783－556
（「グッド！モーニング」2023年6月28日放送分より）
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
