新型コロナ患者数が11週連続で増加中 感染拡大で沖縄では医療機関の一部制限も 「第9波」の可能性は?【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG
新型コロナの感染が緩やかに拡大しています。この夏にどのような感染状況になるのでしょうか。沖縄では医療のひっ迫も起き始めているということです。解説です。
■「対策に遅れが生じる可能性」を指摘
齋藤慎太郎キャスター:
現在の感染状況について専門家らは「第9波の入口の可能性」と指摘していますが、全国の感染状況についてです。
〈全国の新型コロナ患者数〉
1週間の1医療機関当たり
・5月8日~14日 2.63人
・5月15日~21日 3.55人
・5月22日~28日 3.63人
・5月29日~6月4日 4.55人
・6月5日~11日 5.11人
・6月12日~18日 5.60人
※厚労省発表
直近では5.6人となっていて、緩やかに増加しています。これで、11週連続で増加ということになりました。
〈県別の患者数〉
沖縄 28.74人
鹿児島 9.60人
千葉 7.57人
愛知 7.22人
埼玉 7.02人
※厚労省発表
埼玉・愛知・千葉・鹿児島と、それぞれ平均を超えています。特に沖縄県ですが、28.74人と非常に多いのがわかると思います。他の県と比べると、医療提供体制が脆弱な分、感染者が殺到しているという現状があるようです。
沖縄では、医療機関10か所で、救急もしくは一般診療を制限しています。
国際医療福祉大学・松本哲哉主任教授は
「沖縄は第8波のピークと同様の感染状況。夏に向けて、沖縄だけではなく、全国各地で感染が増えていくだろう」
としています。
さらに第9波の感染者数について、行動制限など抑制がないため、第8波を超える可能性があるとしています。
第9波の収束については、定点観測のため、流行を感じにくく対策に遅れが生じる可能性があるということで、収束まで時間がかかる可能性も指摘しています。
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