滋賀・長浜市で伝統技術「繭の糸取り作業」琴や三味線に使われる糸を昔ながらの手作業で繭から紡ぐ
滋賀県長浜市では、琴や三味線に使われる糸を昔ながらの手作業で繭から紡ぐ「糸取り作業」が行われています。
長浜市木之本町大音地区の工房に響き渡る「カタカタ」という音。釜の中に入れた繭玉から細い生糸を手繰り寄せ、一本にまとめて木枠に巻き取っていきます。
この「糸取り」は江戸時代から続く伝統技術で、1950年代まではこの地区の70軒ほどで行われていましたが、今では化学繊維の普及や高齢化で、この工房だけとなりました。
作業は今月下旬ごろまで行われ、できあがった糸は琴や三味線などの和楽器に利用されます。
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