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「本当は納得できるはずない」神戸高校生殺害事件 元少年(30)に懲役18年の実刑判決 神戸地裁
13年前、神戸市で高校2年の男子生徒を殺害した罪に問われている元少年の被告に対し、神戸地方裁判所は23日、懲役18年の実刑判決を言い渡しました。
神戸地裁・丸田顕裁判長「主文、被告人を懲役18年に処する」
判決を言い渡された時、被告の元少年は裁判長をまっすぐに見つめていました。ただ、法廷にいた遺族には一度も目を向けることはありませんでした。
2010年10月、神戸市北区の路上で、当時高校2年の堤将太さんが交際していた女子中学生と話していたところ、男に刃物で襲われ死亡しました。
事件から10年8か月後、逃走の末、殺人の疑いで逮捕されたのは事件当時17歳の元少年で、裁判員裁判では「被告人A」として進められました。元少年は今、30歳です。
元少年の被告「男性を複数回刺したのは事実です。殺すつもりはありませんでした」
父・敏さん(64)らは被害者参加制度を使い、裁判に出席。長年抱いていた疑問を被告人にぶつけました。
敏さん「なぜ将太はあなたに殺されなければならなかったのですか?」「刺した時はどんな気持ちだったんですか?」
元少年の被告「気持ちは何もないです」
裁判の争点は「殺意の有無」と「刑事責任能力」がどの程度あったかです。検察側は「人を死亡させる危険な行為とわかりつつ犯行に及んだことは明らか」「精神疾患は認められず完全責任能力が認められる」などとして懲役20年を求刑しました。一方、弁護側は心神耗弱などを主張し、「懲役8年が適当」と述べました。
そして迎えた、今日の判決。
丸田裁判長「犯行当時、被告人には精神障害はなく、殺意があったことは明白であり、完全責任能力があったと認められる」「人を殺してはならないことは17歳の少年であっても理解できないはずはなく、未熟さゆえの犯行などと見ることはできない」
裁判長はこのように指摘した上で、「逮捕までに10年以上が経過しているが、犯行を悔いていた様子は見られない」などと述べた一方、元少年に前科がないことから求刑より2年短い懲役18年を被告に言い渡しました。
事件から12年8か月が経ち、元少年に言い渡された判決に将太さんの父・敏さんは…。
「18年の判決は家族みんなの意見が裁判官、裁判員に届いたものと思う」「本当は納得できるはずはない。子どもを殺されて、懲役18年て、本音はそうやけど、少年法に関しては一石投じることはできたのかな、くらい。そんなもんです」
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