18歳男 教官に2発撃った 陸自 射撃場で隊員3人死傷(2023年6月15日)
岐阜市の陸上自衛隊の射撃訓練場で隊員3人が小銃で撃たれ死傷した事件で、逮捕された自衛官候補生は後方に立っていた教官に向かって2発撃ったという趣旨の話をしていることが分かりました。
（森恒道記者報告）
岐阜市の現場では、現在も規制線が張られています。
奥に見える白い建物が陸上自衛隊の日野基本射撃場です。
射撃場は建物内にあり、中の様子をうかがうことはできません。
現場周辺には住宅が並んでいて、近くの住民からは「15日朝も事件のショックが大きい」と不安の声が聞かれました。
逮捕された18歳の自衛官候補生の男は午前9時ごろ、25歳の男性隊員への殺人容疑で岐阜中警察署から送検されました。
この事件では25歳の男性隊員のほか、教官を務める52歳の男性隊員が死亡し、別の25歳の男性隊員1人もけがをしました。
捜査関係者によりますと、容疑者は「射撃の順番を待っている際に、横の男性隊員に向かって撃ち、その後、後方に立っていた教官に向かって2発撃った」という趣旨の話をしているということです。
今後の捜査について、陸上自衛隊の警務隊が担い、警察は捜査協力を行っていきます。
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