トイレの個室から出たら…阪急うめだ本店でスプレーのようなものまかれ１３人搬送 犯人はその後逃走
１４日昼すぎ、大阪・梅田の阪急うめだ本店で、何者かがスプレーのようなものをまき、１３人が目やのどの痛みなどを訴え、病院に搬送されました。犯人は逃走していて、警察が傷害事件として捜査しています。（取材・報告＝秋山実紀記者） ※午後４時４５分時点の情報
現場は大阪の中心部、梅田の百貨店です。私は午後２時半ごろからこちらで取材を続けていますが、２名ほど担架に乗せられて搬送されている姿を確認しました。
現在規制線が張られている後ろには、先ほどまでオレンジ色の救護テントが立てられていたのですが、その中には百貨店で体調不良を訴える従業員や、知人や家族とみられる方が出入りする姿がありました。
警察や消防によりますと、１４日午後１時半ごろ、大阪・梅田の阪急うめだ本店でガードマンから「９階のトイレで異臭がする」と通報がありました。
消防によりますと、１３人が目やのどの痛みを訴えて病院に搬送され、いずれも軽症とみられています。
現場の階にいた人
「警察が入って来て、『フロアから退去してください』と言われて。街の中心で怖いですよね。ただただ怖いです」
警察によりますと、９階のトイレで、客の８５歳の女性が個室から出てきたところ、何者かから顔にスプレーのようなものをかけられたということです。犯人はその後逃走していて、女性との面識はないとみられます。
犯人は３０代の女とみられ、身長は１６５センチメートルくらいのがっちりした体形だったということです。警察は傷害事件として、行方を捜査しています。
阪急などによりますと、現在９階のトイレ付近が立ち入り禁止になっていて、同じフロアで行われていたイベントが中止されたということです。その他は、通常営業しています。
