兵庫県の児童相談所が親子“引き離し” 乳児を1年3か月一時保護、離別で両親に慰謝料払う
兵庫県明石市で虐待を疑われた乳児が、1年3か月にわたり一時保護された問題で、市が両親に慰謝料などとして130万円を支払っていたことがわかりました。
生後2か月の乳児は5年前、右腕を骨折し、県の児童相談所が虐待の疑いがあるとして一時保護しました。
一方、両親は「虐待はしていない」と主張していました。児相側は施設への入所を求める申し立てをしましたが、家庭裁判所などは「虐待による骨折とは認められない」と退けました。
引き離された乳児が、両親のもとに戻ったのは一時保護から約1年3か月後で、児相の対応を引き継いだ市は、今月、両親に慰謝料などとして130万円を支払ったということです。
市は虐待はなかったと認め、2021年、再発防止策として、事例ごとに一時保護が妥当かを調べる、第三者委員会を立ち上げています。
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